家庭内暴力・モラハラについて
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
1.家庭内暴力について
家庭内暴力(DV,ドメスティックバイオレンス)とは一般的に、家族内で行われる、夫や妻に対しての暴力(虐待)をさします。身体的暴行や性的な暴力やレイプのほか、暴言やストーキング行為など精神的にストレスをかけることも含まれます。また、恋愛関係にあるカップル間にも存在します。
家族内という人間関係の中で行われるため、家庭内暴力は外部からは極めてわかりづらく、犯罪として発覚することは極めて少なくなっています。
ご自身のためにも、まずは専門家である弁護士やカウンセラーにご相談することをお勧めします。
以下に家庭内暴力に関して、知っておいていただきたい内容をまとめました。どうぞ、ご参照ください。
2.家庭内暴力の種類
家庭内暴力としてあてはまるものは以下のとおりとなっています。
被害を受けている方で、身体的虐待を受けている場合には認識しやすいものの、精神的暴力は外から見ても気づきにくいですし,自分自身でさえ気が付かない場合が多々あります。
身体的暴力
一方的な暴力行為を指し、例えば今まであった例をあげると、熱湯・水をかける・部屋に閉じ込める・突き飛ばす・殴る・蹴る・押さえつける・タバコの火を押し付ける・唾を吐きかけるなどがあてはまります。
精神的暴力
相手にストレスとなる行為を繰り返し行うことを指します。
行動を監視する、子どもや身内を殺すなどと脅す、日常的に罵る、無視する、ペットを虐待して見せるなどがあげられます。
また、狂言自殺など(別れるなら死ぬという)も含まれます。
性的暴力
相手の気持ちを無視した、一方的に行う性的な侵害行為のことを指します。
異常に嫉妬する、性交の強要や避妊をさせないなどがあげられます。
経済的暴力
お酒やギャンブル、女性に生活費をつぎ込む、買い物の決定権を与えない、生活費を渡さない、仕事をやめさせる、家のお金を持ち出す、などがあげられます。
自分自身が家庭内暴力を受けていることに気がつかないケースもありますので、少しでももしかしたらと感じた方は、まずはご相談ください。
3.なぜ家庭内暴力は起こるのか?
DVの原因については,様々なことが言われていますが,個人個人,また個々のケースにより異なるもので,一般論として原因をあげることは困難といえます。
そのため,その解決には困難を伴います。
しかし,加害者に一定の特徴が見られることもあり,その特徴としては,例えば①暴力を正当なもの,あるいは重大な問題ではないものとしようとする,②暴力に至った原因が被害者にあると主張する,③対外的には紳士的で暴力を振るうような態度を見せないなどがあげられます。
このような特徴がみられる場合には,まずは一度ご相談ください。
4.DV被害者の心理
DV被害を受けている女性の多くは、暴力を受けていてもすぐに外部に相談することや逃げ出すことをしないで,一定期間我慢してしまう傾向にあります。
これは,①第三者に相談したことが加害者に判明したり,加害者のもとから逃げ出したとしても後で捕まったりしたら,さらに危険な目に遭うかも知れないと考えてしまうこと,②逃げた後の生活に不安を感じるなどの理由が考えられます。
しかしながら,我慢を続けていれば,さらに暴力がエスカレートする恐れがあることや取り返しのつかない事態が生じる危険もあります。
一人で悩まずに、まずご相談ください。
Uncategorizedの最新記事
離婚・不倫の慰謝料のご相談は
川崎パートナーズ法律事務所へ
徒歩1分
受付時間 9:30〜19:00
土日・夜間(平日21時まで)
の相談にも対応(要予約)